平成27年度物性研究所短期研究会

量子乱流と古典乱流の邂逅

日程:2016年1月5日(火)13:00 〜 7日(木)
受付開始:1月5日(火)12:00
場所:東京大学 物性研究所 6F 講義室
事前受付は終了しました。参加ご希望の方は当日受付にいらして下さい。

<研究会の趣旨>
量子流体が作る乱流―量子乱流―は、低温物理学における重要テーマとして、現在活発に研究が行われている。量子乱流の大きな特徴は、循環が量子化された量子渦が、その物理を担うという点にある。量子乱流は、約半世紀前に超流動ヘリウムを舞台にして研究が始められたが、近年、原子気体ボース・アインシュタイン凝縮体でも実現し、ますます興味深い展開を見せている。乱流と言えば、(古典)流体力学の乱流が本家であるが、これまで物性物理学との接点や交流は、ほぼ皆無であった。本研究会は、低温物性物理学の研究者と、(古典)流体力学そして数理科学の研究者が、乱流現象に対する現状認識を披露し合い、それぞれの最新の研究成果を発表し、研究協力を試みることを目的とする。

<世話人>
坪田 誠(代表:大阪市立大学)
後藤 俊幸(名古屋工業大学)
斎藤 弘樹(電気通信大学)
矢野 英雄(大阪市立大学)
辻 義之(名古屋大学)
福本 康秀(九州大学)
竹内 一将(東京工業大学)
山下 穣(東京大学物性研究所)